2015年7月29日にCasey Mannらによって発見された15番目の平面充填凸五角形(30年ぶりの新発見)について、以前ここで紹介した。このたび友人のニット作家、小倉美帆さんの力を借りて、これをモチーフにしたニット作品が完成したので、ご紹介したい。
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ジャーン。拡大すると、こんな感じである。正方形のパーツと正三角形のパーツが見える。
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じつは、小倉さんには、これまでもコラボ作品をいくつか作って頂いている。
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これらの図形シリーズは今月開催の作品展で見ることができるとのこと。ご興味ある方は、ぜひ!
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by j344 | 2015-11-18 21:38 | 紹介 | Comments(0)

5月4日(日)『多面体木工』で有名な、中川宏さんにお会いして来ました。

多面体木工(増補版)

佐藤 郁郎,中川 宏/特定非営利活動法人 科学協力学際センター


訪れたのは、山口県萩市にある「積み木インテリアギャラリーいたち丸」。昨年の夏頃にオープンしたそうです。ゴールデンウィークは、息子の初節句のお祝いのため山口県に帰省していたのですが、調べてみると、実家から車で1時間くらいの場所にありました。思い立ったが吉日。電話でアポイントを取って、妻と子とうちの親父と、4人で向かいました。

予備知識ほとんどなしで伺ったのですが、壁の写真には私も知っている方々のお顔がちらほら。中川さんのお人柄もあって、じつに楽しい時間を過ごすことができました。

妻と私がチャレンジしたのは、正十二面体の切り出し体験
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1種類の治具を使って、立方体を12回カットするだけで、発泡スチロールの正十二面体ができてしまいます。
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赤いのは目印の線です。お土産に二個頂きました(お代は材料費のみ)。

切り出し体験もさることながら、展示物には、いろんな木のオブジェが沢山。
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これは三種類の立体(正十二面体と立方体とジョンソン・ザルガラー多面体)による、空間充填。

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平面の裁ち合わせを応用したパズルもありました。

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工房の色んな治具。

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庭のブランコ。

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もうひとつお土産に、息子のための歯固めも頂きました。

家族連れ、しかも私を含む3人は風邪を引いていたために、1時間ほどで退散してしまいましたが、1人ならたっぷり半日は居座っていたのではないか。また帰省した折には押しかけようと思います。

多面体好き、幾何学ファンの皆様。山口県にご用の際は、ぜひ「積み木インテリアギャラリーいたち丸」まで、足を伸ばしてみては如何でしょうか。

by j344 | 2014-05-22 17:20 | 紹介 | Comments(0)

調べ物をしていて、面白いページを見つけた。「数学実験室(いろいろな機構のページ)」である。とくに、パンタグラフが面白い。

すっかり忘れていたが、このブログのタイトルがなぜ「図工ノート」かというと、いつか工作にも手出しをしようとしていたからであった。過去の紹介記事「Akira Nishiharaさんの「幾何学おもちゃの世界」から」や、ずっと以前書いた、「テーマ一覧」という記事にもあるように、動く壁紙はものによってはメカ(機構)で表現可能である。その、メカ化のヒントとして使えるかもしれない。
by j344 | 2013-06-12 21:19 | 紹介 | Comments(0)

模様が主題ではないのですが、よい本を見つけたので、ご紹介。

ダイヤモンドはなぜ美しい? (シュプリンガー数学リーディングス)

砂田 利一 / 丸善出版



結晶格子の数学的側面に注目した、数学の本です。模様と何が関係するかというと、格子は模様の対称性の骨格みたいなものなので、けっこう模様のことを考える上でも大切になってくるのですね。くり返し模様の数学というと、とかく「対称性による17種類の分類があーだこーだ」という群論の話に終始することが多いのですが、この本は話の運び方と切り口が違います。対称性は大事なので、もちろんこの本でも、ちゃんと章をひとつ割いて、取り上げられてはいるのですが。

副題が「離散調和解析入門」なので、もともと別に模様が目的の本ではないのです。ちなみに、後半は『岩波講座応用数学 フラクタルの数理』の第4章で読んだ話に近いかな。かなり手加減してはありますが、やはり数学本。数学馴れしてないと、読み進めるのはちょっと大変かもしれません。

いい本を手に入れた楽しさではしゃいでしまいました。今日買ったばかりの斜め読みなので間違ってたらすみません。まずは必要なところを抑えよう。「幾何学模様大図鑑」の構想上、必要な個所は、いずれ、このブログでも参照して行きたいと思います。
by j344 | 2013-05-31 23:08 | 紹介 | Comments(0)

森口邦彦

伝統工芸の世界で幾何学模様が本当に好きな人はどのくらいいるのだろう。

いつだかポスターで見て知ったのだけど、人間国宝森口邦彦の作品は、眺めているとドキドキする。

たとえば、こんなのだ。「森口邦彦氏の主要作品

以上、ご紹介まで。
by j344 | 2013-05-29 21:21 | 紹介 | Comments(0)

動く平面文様「Tile Magic シリーズ」をご紹介します。

タイルマジック 1
タイルマジック 2
タイルマジック 3
タイルマジック 4
タイルマジック 5
タイルマジック 6
タイルマジック 7
タイルマジック 8

このホームページ「幾何学おもちゃの世界」。最近調べ物をしていて辿り着き、ずっと以前拝見したことがあったのを思い出しました。変形する幾何学模様のいくつかは、こんな風に機構を使って実現可能なようです。
by j344 | 2013-05-21 21:24 | 紹介 | Comments(0)

長らく絶版だった、中村義作さんの、この本。増補版になって復刻されました。

エッシャーの絵から結晶構造へ (バウンダリー叢書)

福田 宏 / 海鳴社



奥付を見ると第1刷発行が今年の4月25日です。

古本だと4,000円以上するところ、
なんと、福田宏さんの筆が加わって1,260円。模様好きの人はぜひ!
by j344 | 2013-05-02 21:00 | 紹介 | Comments(0)

世界のタイル博物館

出張で、やきものの街、常滑を訪ねることになった。INAXライブミュージアム『土・どろんこ館』の特設展「日本の白い壁―石灰がつくり出す多様な世界」の取材である。

取材先を調べて驚いた。なぜ模様好きの私に、こんな仕事が回ってくるのか。日ごろの行いが良いせいか。INAXライブミュージアム内にあるのは『土・どろんこ館』だけではなかった。装飾タイルの発展史を紹介する、日本で唯一のタイル博物館『世界のタイル博物館』が存在したのである。http://www1.lixil.co.jp/museum/



公私混同でしょうか。いいえ、天の配材です。と、金子みすゞのようなことをつぶやきながら迎えた2月6日(水)。雪の予報にもめげず、新幹線は名古屋まで走った。

同行者の都合だってある。『土・どろんこ館』の取材だけで退散する可能性もなくはなくて、そのときは覚悟しようと思っていたのだが、結局のところ覚悟せずに済んだ。INAXライブミュージアムのご厚意でその他の施設もご案内いただくことになったのである。『世界のタイル博物館』については、一般の写真撮影も自由ということなので、その折の写真を一部、ここに掲載する。

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平面充填のことを数学では、タイリングまたは、タイル張りと言ったりするのだけれど、それは模様好きの、タイルに対する勝手な思い入れに過ぎない。『世界のタイル博物館』の展示は、とうぜん模様を軸に編集されている訳ではなくて、文化史に主眼がある。あくまで物としてのタイルに即している。

けれど、初めて見る模様も多く、広報担当の方に解説を頂きながら、充実した時間を過ごすことができた。お土産に本を4冊も買ってしまった。

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ちなみに私が映り込んでいる写真は『土・どろんこ館』のトイレである。ここは模様のブログなので詳細は書かないけれど『世界のタイル博物館』以外の各館も貴重なコレクションが目白押しで、非常に興味深かった。建築・装飾・やきもの・土・トイレなどに興味のある方は、いちど訪ねられては如何だろうか。
by j344 | 2013-02-11 15:00 | 紹介 | Comments(0)