『ダイヤモンドはなぜ美しい?』

模様が主題ではないのですが、よい本を見つけたので、ご紹介。

ダイヤモンドはなぜ美しい? (シュプリンガー数学リーディングス)

砂田 利一 / 丸善出版



結晶格子の数学的側面に注目した、数学の本です。模様と何が関係するかというと、格子は模様の対称性の骨格みたいなものなので、けっこう模様のことを考える上でも大切になってくるのですね。くり返し模様の数学というと、とかく「対称性による17種類の分類があーだこーだ」という群論の話に終始することが多いのですが、この本は話の運び方と切り口が違います。対称性は大事なので、もちろんこの本でも、ちゃんと章をひとつ割いて、取り上げられてはいるのですが。

副題が「離散調和解析入門」なので、もともと別に模様が目的の本ではないのです。ちなみに、後半は『岩波講座応用数学 フラクタルの数理』の第4章で読んだ話に近いかな。かなり手加減してはありますが、やはり数学本。数学馴れしてないと、読み進めるのはちょっと大変かもしれません。

いい本を手に入れた楽しさではしゃいでしまいました。今日買ったばかりの斜め読みなので間違ってたらすみません。まずは必要なところを抑えよう。「幾何学模様大図鑑」の構想上、必要な個所は、いずれ、このブログでも参照して行きたいと思います。
by j344 | 2013-05-31 23:08 | 紹介 | Comments(0)